8月頃に読んだ本まとめ
まとめて整理する。
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)
- 作者: 矢沢永吉,稲越功一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/04/24
- メディア: 文庫
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矢沢永吉氏の成り上がり哲学が知れる。仲間の選び方、捨て方なんかがわかる。
人って成り上がりたいことがあるなら、それに一番時間を使わないとダメなんだなと、そのために正しい選択を続けていかないとダメなんだなと。
かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール
- 作者: 川田修
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: 単行本
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個人向けの保険販売のために、どこまで気を使って準備するのかを考えさせられる。
プルデンシャルの川田さんの本。
イケハヤ氏の書評がいいね。
(本)水野学「アウトプットのスイッチ」—ブランディングの具体的手法を学ぶ一冊 : まだ東京で消耗してるの?
ブランディング、アウトプットの出し方、考え方を学べるかなと。
センスとは、数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力
らしい。
知識をつけること、普通を知ること。あっと驚く企画でなく、あまり驚かないけど売れる企画を考えることが有効。
保険、証券系の方が書いたことがよく分かる、営業の本。朝早くから指導して、就業時間は、仕事に全てを注ごう的な根性論系読本。
2016年度の直木賞作品。短編集だけど、どれも切ない面白さがある。
けど、海の見える理髪店は面白いなと。
単なる消費者でもいいのかなと思う時と、焦りを感じる時
僕の周りはもう大体豊かな人が多い。
ある程度時間も、お金も自由に使えて、いわゆる普通の生活ができている人だ。
長期休暇は年に一回。
外食も、旅行も大きな出費ではない人。
一年前は想像できなかったけど、自分もただただ、世の中のコンテンツを消費することに慣れ始めている。
世の中面白いことばかりだ。
ただ、コンテンツを作る側に回りたい。世の中をもっと便利にしたい。面白いと言われたい。なんやらかんやらと考えて、やっぱり行動あるのみだなと。
生活の中の無駄を省きたい
7月に読んだ「夢をかなえるゾウ」。
当然ながら、楽して、簡単に夢は叶わず、ゾウから出される様々なお題をクリアしながら夢をかなえる努力をしていく。
自分の夢があればそれ以外に時間を使わない。
仕事があるなら、仕事以外の時間を夢をかなえる時間に使う、それを継続する。
ってのがだいじなんやなぁと、なんとなく読み進めていった。
ただ、これって簡単なことだし、当然のことだ。
腹が減ったら、飯を作るか、買うか、食べに行く。眠ければ眠るか、カフェイン系に頼る。
欲求があれば行動が伴うはずなのに、夢やら、目標に対しては人は怠惰だ。
もちろん、夢に対して100%時間を使える人はいないと思う。仕事の残りや、自主的な勉強を進める人も多いと思う。
そんな中でも行動し続けるのは難しい。時間がなければ作らないとだめだ。Huluやらnetflixやらプライムにいりびたってはだめだ。unlimitedに時間をとられてはだめだ。
自分の夢をかなえる時間に使うのだ。
ざっくり最近読んだ本をまとめるよ7月編
できる男になりたくて読んだ本。
会社の中で使われる隠語や常識が少ない世界の方が、スムーズなコミュニケーションが生まれると思うけど、そうじゃないなからこの手の本を手に取るんだろうな。
10秒で言いたいことをズバっと伝える できるビジネスマンは、話が短い! 伝わる話し方30分実践トレーニング
- 作者: 桐生稔
- 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: Kindle版
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メンタルが強い、って結構よく聞くけど、何を持ってメンタルが強いのか。馬鹿みたいにポジティブなことと何が違うのか、メンタルを強く、前向きに変えていくにはどうしたらいいか、ヒントがたくさん載っていた。
集中力が欲しくて読んだ本。つまるところ、これまで読んできた本の焼き直しなところも多かったけど、心理学だけでなく、科学的にどういう姿勢、食事がベストなコンディションを作るか学ぶ点が多い。
大学時代に読んだ気がしていて、久しぶりに手に取った本。
相変わらず、テンポよく読めるので、サクッと読めた。
「成功者の告白」に似ており、本書から、堀江さんの経営にまつわる考え方をなんとなく知ることもできるし、あの時代にどんなことがあったのか想像を膨らませられる本。
高校まで10年野球をやっていた身としては、ここまで考えて試合はできなかった。
正直、うまい選手は、偏差値はともかく試合の流れなんて曖昧なものだけでなく、どのように組み立てるか、自分の仕事は何か明確にわかっていることが多いよなと。
夏は野球だねと、おお振りを選択。
これまた、体が動くだけじゃなくて、考えられる選手、監督、コーチに恵まれた野球部の物語。
正直、考えてもその通りに試合も運ぶことができないし、体も動かないから、その場その場でなんとなくやってきた自分を省みる。
打って変わって、社内政治と出世と妬みの話。社会に出るとここまで露骨ではないけど、社内の政治や、パワーバランスを感じる機会は多い。主人公の、半沢を応援しつつ、腐った人たちの腐った行動に期待する自分がいる。
結末をいうと
ともあれ、結末がただの出世街道に舞い戻るだけってのも、またサラリーマンだなーと。
夢を叶えたくて読んだ本。
正直、この手の本はもう読んじゃだめだ。自分でもわかっている。
この本にも書いてあるけど、この手の本を読む暇があるなら、仕事をしたり、自分の夢に近づける何かにのめり込んでいるべきだ。行動を起こす。机上で楽して何かを達成できると思い込まない。
自分を戒めながらも、3冊全て読みきった。
ファンである、濱口さんが取り上げられている雑誌を読む。
濱口さんが言っていることは、チキリンさんとの対談に凝縮されていると思う節があるので、時間がない、お金がない人はちきりんさんと、濱口さんの対談を読むだけで良いと思う。
ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016年 04 月号 [雑誌] (デザイン思考の進化)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/03/10
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Think! no.44―実践的ビジネストレーニング誌 イノベーションの起こし方
- 作者: 東洋経済新報社
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/01/01
- メディア: 単行本
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以上。
他もたくさん読んだけど、今後はどんな行動をしたか、何を作ったのかを乗せていかないと。
人は環境で変わるってはなし-就活、転職の適正診断って?
たまにカツマーになる私は、マルコム・グラッドウェル氏の本を突然読みたくなる。
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)
- 作者: マルコム・グラッドウェル,Malcolm Gladwell,高橋啓
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2007/06/23
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そんなこんなで買った本だけれど、要はchasmに似たような話であった。
爆発的に広めたい情報はどんな媒体?人?を使えばいいいのかをユーモアに溢れた文体で記載されている。ユーモアに溢れていても決してわかりやすいわけではないし、事例が多いわけでもない。多分マーケティングの本でいえば、下記2点が事例も多いし、わかりやすいと思う。
マーケティング戦争 全米No.1マーケターが教える、勝つための4つの戦術
- 作者: アル・ライズ,ジャック・トラウト,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論
- 作者: ジェフリー・ムーア,川又政治
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そんな上記二点との違いと言われると、上記はchasmの越え方、越えた後のフォローまで一連の話を書いているが、本書はどのように爆発させるか、chasmを超える以前の話を書いているように思える。爆発させるがchasmを超えるかはわからん。ただこういう属性の人、媒体を使うといいよ!って情報が書いてある。
そのため、マーケティング戦争と、キャズム2を読んで補足としてこの本を読んでもいいし、読まなくてもいいと思う。書評だけでもいいかもしれないが、作り言葉が多いので、そこらへんはうまい書評を見つけた方がいい。
下記なんかはオススメだ。
急に売れ始めるにはワケがある|ビジネススキル向上のための書評ブログ
ティッピングポイントを迎えるには、コネクターという顔が広い人と、メイデンという情報好き、おしゃべり好きと、セールスという説得する人が必要らしい。
キャズム理論に置き換えると、下記の感じかなと。もちろん三者全てがティッピングポイントを超えるために必要な存在であると同時に、それぞれの属性は異なる気がする。
コネクター:イノベーターとその他との橋渡しをしてくれる?
メイデン:アーリーアダプター
セールス:アーリーマジョリティー層?
【ティッピング・ポイント】 THE TIPPING POINT
あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。
本書の最後に、人の行動は背景に支配される、という話がある。
神学を学ぶ学生に、志を思い出させて描き起こさせるグループと違うグループを作る。さらに、その後講演を行ってもらう際に、「時間がないから急げ」とけしかけられるグループと、多少時間に余裕があるように説明されるグループに分け割れる。ここまでで4事象が存在することになる。
その後、講演会場までの道中に息も絶え絶えの人間がいた場合、どのグループが一番人助けをするのか?という実験があったそうな。
結果、志を思い出そうが、それを書き起こそうが関係なく、時間があるグループは60%以上助け、急かされたグループは30%程度しか助けることはしなかった。
彼らは人の為、世界の為に神学を学んでいようがその一時だけはただの人間になるのだ。
そう考えた時、我々が人格テストや、就職時の適職テスト、性格テストを行うことに意味があるのか甚だ疑問に思えてくる。
人はその瞬間に自分が置かれている状況で性格が変わるのだ。会社では偉そうなじじいも家では窓際かもしれないし、バリキャリの女性も家では猫かもしれない。
あなたの性格はどっちですか?という質問に、時と場合による、という回答が一番しっくりくるのだと改めて実感し、仕事の上での性格を改めて理解しないとあの手のテストは役に立たないことを感じた。
※そう考えると、社会に出たことのない学生へ受けさせる類のテストではないよなぁと。
ある医者の話
大事な人が癌になり、術後、執刀医と話をする機会に恵まれた。
執刀医は膵臓癌を研究しており、根絶したい、予防したい、早期発見につながる何かを見つけたい、から医者になったらしい。
だが、25年以上の研究の結果、科学が進歩しないことには早期発見はできないだろうし、癌が見つかる可能性が高まるのは医者ではなく機械の力が必要とのことだ。
執刀医は25年かけてやっとその結論にたどり着いた。
日本で1%未満の頭脳が費やした時間と、その結果を考えるとあまりにひどい結末だと、思うと当時に、彼レベルの人が何年も取り組んで1万人の医者のうち1人くらいが何かを発見できるのかなぁとぼんやり考えた。
巷では、日本一の頭脳が医学を志すのは受験戦争の害悪、なんて説もある。
確かに、彼が医者ではなく、医療機器などそちらの開発、研究に25年を使っていたら、また世界は違ったかもしれないが、かといって、日本一の頭脳が医者を志して何が悪いのかと思う。
膵臓という謎の臓器に、夢中になって、25年なんてあっという間に過ぎるくらい没入して、世界を変えようとして、人の命を救う手立てを考え続けているあの医師は、僕にとっては尊い存在で、どんな政党の公約にも、どっかの宗教の教祖にも勝る存在だった。
受験戦争のおかげで彼が医者になったのならば、それは感謝しかない。
賢く、器用な手先を持つ彼が、医学の道を選んでくれて僕は、僕の家族は命をとりとめたのだから。
身内が癌になって思うこと。医者すげーなって話
今年は色々あった。まだ、半年くらいはあるはずだけど、
すでにクライマックスくらい色々ありすぎた。
仕事は特に変化はない。が、妻を持ち、子供ができた。いとこも子供ができたし、友達にも子供が出来た。フリーターだった奴らが就職して働くようになった。
今もフリーターのやつもいれば、ブログやら動画で食べていこうと決意する友達もいる。奥さんの職場の人とも酒を飲んで、うまい飯を食った。
が、しかし大事な人が癌になるとは思わなんだ。
僕の大事な人は、発見されにくい膵臓癌がたまたま見つかって、たまたま早期発見で、手術に踏み切れた。たまたま、手術中に近い場所にもしこりが見つかり、広い範囲で切除できた。
膵臓は特に見つかりにくく、手術をしても手遅れの場合が多いらしい。
たまたま、行きつけの消化器内科でただの腹痛なのに、エコーやらレントゲンやら色々やってくれて、たまたまその日は影が見えた。らしい。
さっきから、「たまたま」とか、「らしい」とか使ってるけど、医者が適当なわけでも、僕が適当で文節を濁す習性があるわけでもない。
ほんとうに、この段階で見つかることが稀なのだ。
今回手術をして、癌は取り切ったと判断されたが、その後の病理検査で取ったしこりが癌かどうか判断され、ステージが決められる。
ステージとは簡単に言えば進行度のことで、大きく4段階で構成される。
ステージが上がればそれだけ癌が進行しているということになるが、もしステージ3以上であれば、再発のリスクが高く、5年生存率とやらが効いてくるらしい。
成長しすぎてやっぱり癌は全て取りきれませんでした、5年以内に再発しますってやつだ。
しかも再発した際は、リンパや血液を通って全身へ転移していることが多く
おそらく余命宣告が待っている。
今回、手術があり一番驚いたのは、癌の形だ。
僕はこれまで一切癌に興味がなく、癌といえば疣だろうと、思い込んでいた。
しかし、膵臓にできる癌は、スキルス性のものが多いらしい。
ひとかたまりにならず、正常組織に染み渡るように癌が広がるのだ。
だから、癌はこっからここまで、なんて判断は医者によるらしい。
助かったと思っても、死が一番近いところにある。大事な人は明日にはいなくなるかもしれないし、二度とその体温に触れることも、飯を食うことも、話をすることもできないかもしれない。
未だに実感も持てず、どうにかなるはずと高を括っている。