クラウドソーシングってそんなにすごいのか?市場規模と今後の展望編
今回は、前回の記事から随分空いてしまっていて、それはすごい反省です。
できるだけ毎日更新していきたいけど、ゆるくやっていきます。
まずは近況の報告。最近読んだ本は、「希望の国のエクソダスー取材ノート」、「商品を売るな」、「成功者の告白」などなど、今後は書評も書いていこうと思っています。
それで、今回のエントリはクラウドソーシングについて。
について書いていこうと思います。
1.クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングは、
不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。
クラウドソーシングは狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態を指す。広義では、必ずしも雇用関係を必要とせず、不特定多数の人間により共同で進められるプロジェクト全般を指す場合もあり、その場合オープンストリートマップ(OSM)やreCAPTCHAなどが代表例として挙げられる。〜クラウドソーシング - Wikipedia〜
らしいです。簡単に言えば発注者と、受注者を仲介するモデルかと思います。
ちなみに、クラウドソーシングは、2005年にen:WIRED Magazineの編集者であるジェフ·ハウとマーク·ロビンソンが提唱したらしいです。そのジェフ・ハウ氏は昨年上場したクラウドワークスのアドバイザーをしているらしいです。日本での展開や、海外で展開する方法をアドバイスしてもらっているとのことを、ダイワインターネットTVで見ました。
海外ですと、oDesk、Elanceらへんが特に有名かと思います。そんなクラウドソーシングですが、去年くらいから少しずつ認知度が高まっているのではと感じています。
というのも、去年くらいから、国内のメディアやブログで、ランサーズやクラウドワークスに対するディスりの記事や文句を言っている記事がいくつか現れるようになってきたなと、感じておりました。そういう記事が上位検索にいることが注目されている証拠ですし、すこしずつ、アーリマジョリティーやら、レイトマジョリティーに使われ始めているのかなと。
仕事を依頼するのって実は難しくて、特に文面だけで行う場合ディレクション力というかそういったのが特に必要になります。それが苦手な層が使うようになってきたというのはいいことですが、当然問題は起こります。
そういうわけで、素人からのサービスへの文句って、注目度の一つの指標としてはいいのかなと思っています。
話に戻ります。
2.クラウドソーシングの市場規模
市場規模については、矢野経済研究所が出している
クラウドソーシングサービス市場に関する調査結果 2014 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
によると、2013年の流通金額は215億で、前年比101.7%増。2018年には、1820億に達するのでは?と推測しています。数字の出し方はわかりませんが、リンク先の図を見ると、年率成長率通りに進めばそうなる。というような出し方っぽいです。
ちなみに、サイバーエジェントの連結売上高が2014年で2052億3400万だったので、まだまだ市場は小さく感じます。サイバーがやっていることすべてより市場が小さいって、シェア一位でも、日本だけで展開していてもあんまり金にならないのかなと。
ちなみに、昨年上場のクラウドワークスが売上高4億22万円で赤字でした。
システム手数料と、オプションだけだとゲーム業界のような稼ぎ方は無理ですね。
3.展望
クラウドソーシングの展望ですが、結論から書くと、僕は18年の1820億は超えるのではと思っています。つまり、もっと広がりを見せるサービスなのではと思っています。
というのも、流行りの、コンテンツマーケティングと、ライティングの外注は相性が良さそうですし、CADを依頼して、個人が3Dプリントするというのもできます。集合知は、会社の会議より価値が高いと思っているので、ネーミングや、ロゴ作成にも利用できるかと思います。
また、特に期待しているのが、クラウドソーシングは、個人の実力で稼げるということなので、副業でもいいですし、会社の研修プログラムに入れてもいい気がしてます。金を稼ぐということで、専門学校のプログラムでもいける気がしていて、会社が発注という以外の方法はまだまだありそうな気がしています。
日本の市場では、日本では未上場のランサーズが一番流通額が大きいようです。ただ、矢野経済研究所であった通り、3年後でも1820億の市場流通規模(もちろん私はそれ以上を期待しています)。
クラウドワークスの総流通額は2013年6月で、17.5億。2014年10月で164.5億でした。(魚拓から見つけました。)だいたい月平均10.5億流通するとして、12ヶ月で126億。ちなみに、システム使用量が5~20%らしいので、それプラス、広告や、上場維持費等考えると、4億くらいになるのかなぁというのが自分なりに納得しました。
これ以上成長するなら、やはりマジョリティに使ってもらう必要があると思います。それと大型案件の増加。
ただ、依頼することの難しさってあると思います。だれが書いても、最低限理解できる設計は早いうちにすすんだらおもしろいなと思います。
大手が下請けと阿吽の呼吸で依頼するのを、横取りできれば、教育、研修にもクラウドソーシングが利用できればなぁ、という勝手な妄想を、クラウドソーシングの展望の締めとさせていただきます。