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<ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則>を読んだ。

ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則を読みました。

 

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

 

 海外の方が書く、この手の本はデータに基づいてこれまでの常識や、普通、慣習とは違う結論を提示するものが多い。

しかし「ビジョナリーカンパニー②」は、普通や、常識、慣習が少ない領域を明るく照らしている。

本書がテーマにしているのは、【飛躍】である。

飛躍とは?

本書では飛躍の定義として、過去15年間の調査で、株価が市場平均の3倍以上に評価され続けている企業を指す。

15年間、平均の3倍という成果を上げ続けるのは難しい。しかしそれを達成した企業と、達成できなかった比較企業との間に、どのような違いがあったのかを明確にすることで、飛躍の法則を明らかにするのだ。

飛躍するために必要なこと

飛躍するには、「規律ある人材」を「規律ある考え」のもと、「規律ある行動」を起こさせる。行動が、人を呼び、人がさらに考え、行動していく。今風の言葉で言えばPDCAを回すってやつかもしれない。

飛躍組織に必要なのは下記のたった5点だった。

  1. 第五水準のリーダーシップ
    謙虚さ+不屈の精神→謙虚であること、そして実行することだ。不況や不景気を言い訳にするのではなく、そこで何ができるか、何をすべきで、何をすべきでないかを考え、行動に移せる人間が必要になる。
  2. 最初に人を選ぶ、その後に目標を選ぶ
    何をするか、どのような戦略で進めるか、会社の文化はどうするか。みんな関心があるだろうし、大事なことに思えるかもしれない。しかし、もっと重要なのが誰をバスに乗せるかということ。人が乗ってから、目的、目標、戦略を立てればよろしい。
  3. 厳しい現実を直視する
    上司が真実を直視する現場が大事だ。部下に答えを要求する際は、質問から進める。また、飛躍する企業は対話と論争が序列に関係なく行われている。比較企業と、飛躍企業は同じような困難に直面しても、楽観的ではなく、必ず勝つ、という意志のもと行動を起こしていく。
  4. ハリネズミの概念
    ハリネズミというと、よくわかりにくいが、要するに稼ぎになって、シェアが取れて、情熱を注ぎ込めることに注力することだ。近年だとAppleがそうだと思う。ハードウェア自体は、日系メーカーの半分以下の品数だし、ソフト、アプリは数えるほどしかない。しかし、彼らは世界1の会社である。
  5. 規律の文化
    規律ある文化について、混同してはいけないのが、誰のための文化かということ。日本の企業、学校の多くが導入する文化、規則はいわゆるできないやつを普通にするためのルールだ。適切な人材をバスに乗せたら、官僚的なルールは不要だ。ハリネズミの概念を手に入れたら、そこに情熱を持って取り組ませればいい。真面目で、勤勉で情熱的な人間をバスに乗せられればの話だけれど。
  6. 促進としての技術
    技術に飛びつくなって話である。飛躍する企業は、新技術を慎重に導入を検討するが、結果として先駆者になることが多い。人工知能をどのように活かすのか。技術ありきで、人工知能があるから、これやろう、あれやろうと行動することではない。

感想

分厚い本だったし、情報量も多かった。しかし、2時間~3時間で読める内容だと思うので、気になる人は読んでみるのもいいかもしれない。「エッセンシャル思考」や、「やばい経済学」のような本はやはり面白い。データに基づき、誰も言語化してこなかった、暗黙知的な知識を解き明かす本はきっと誰にでも刺さると思う。

年度末の人が多い時期だとは思うが、時間に余裕があったら読んでみるのもいいのでは。

以上