「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んだよ
100円のコーラを1000円で売る方法を読んだ。
100円のコーラを1000円で売る方法―マーケティングがわかる10の物語
- 作者: 永井孝尚
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/04
- メディア: 単行本
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内容としては、マーケティングの主要な方法論をわかりやすく説いた本。
ほとんどは既知の内容で記憶の焼増しだったけど、
1点身についたなぁと思った内容は、鉄道会社がアメリカで縮小した理由の件だった。
アメリカでは昔は人やものを運ぶ手段として鉄道会社が栄華を極めていたらしい。
ただ、車やら飛行機が出てきても、特に策を打つことはなかったそうな。
というのも、鉄道会社は鉄道を引くこと、列車を走らせることを仕事と考えていたかららしい。
その仕事の本質は何か、列車を走らせるのではなく、人やものを短時間で遠くに運ぶことを本質と捉えられなかったのが大きな誤算だったとのこと。
これを製品志向と、市場志向というらしい。
今のベンチャーでは、技術ありき、製品ありきの会社も多いけど、大体のサービスに言えることは、市場はそんなもの求めてないってこと。
人工知能があなたにマッチした仕事を提案するより、人に勧めてもらったり、誘ってもらったほうが面白そう。
人工知能がニュースを選んでくれたりするけど、自分が好きな人のブログやメルマガを購読するほうが価値がある。
自分自身、この技術ならこれができる、だからやろう。って技術を中心に行動を決めがちだけど、それじゃー多くの人に選んではもらえないよなぁーと。
まぁともあれ、すぐに読めるし、マーケティングをざっくり知りたい人にはオススメできるかもしれない。
けど、漫画でこの手の本があるから休日に立ち読みして、Amazonでもっといい本買うか、ググったほうがいいかも。