頭は「本の読み方」で磨かれるを読んだよ
茂木さんの
頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: 単行本
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を読んだよ。
どちらかというと、普段から本を読まない人向けに読書いいよーって、脳科学ネタと絡めながら語る茂木さんらしい本だったなと。
本書では、結構古典の本が紹介されていて、一つ面白かった箇所を紹介したいなと。
茂木さんは本を読むことで、賢い人と対話ができると述べていて、深く著者を知ると、「夏目漱石ならどう考えるか」なんてことも考えられるって述べている。
もちろん読書家の人なら「あぁこの人、伊坂幸太郎の小説に出てきそうだなぁ」とか「伊坂作品のキャラなら、こんな状況でも反骨精神丸出しだろうなぁ」とか考えることもあると思う。
もっと身近な話で言うと、ネットで有名な人でも、好きな作家でも良くて、その人ならこの状況をどう考えるだろう、どう文字にするだろうって、頭にシュミレートされることも少なくないと思う。
そういえば少し前にこんな記事がバズった
仕事で成功したければ頭の中にホリエモンを同居させよう!|Career Supli
自分の価値観って変わらないと思っている人もいるだろうし、そう簡単に考えは変わらなくていいと思うけど、それだとそんなに世界を見る目って変わらないから、頭に誰かを同居させるって面白い考えだと思う。
彼ならどう考えるか、なぜそう考えるのか、自分の思考を追っかけているのか、想像上の堀江さんが考えていることを追っかけているのか。それもまた面白いので、この本を読む読まないはともかく、頭の中に憧れの人、自分と正反対の人を同居させてみてはいかがかなと思う次第
追記
書いていて思ったのは、アイディアは感染する、というさながら深夜アニメにはまった中学生時代を持つ人間なら、涎垂もののセリフでおなじみの
を思い出した。
人のアイディア、思想、哲学に触れて、そのアイディアに迎合しなくても多分、深層ではその言葉や考えがすでに僕たちを侵していたりするのかなと