徹底すること、情熱をバカにしないこと【たった一人の熱狂ー見城徹】書評
今更だけど、見城さんの本を読んだ感想を書く。
社会人になって、影響されたというか自分になかったことを気づかせてくれた本。
僕は社会人になってから、
話を聞いてもらうってむずいこと
時間に甘いやつ、礼儀を知らないやつは信用できないこと。
最後は情熱という根性論
という至極当然なことを学び直した。高校まで宗教のような野球部で生活していたイカ臭い餓鬼は大学という、またもやイカ臭い世界に堕落していたので、上記の気づきは昔の自分を蹴飛ばしたくものだった。
僕は自分でサービスを作って、多くの人が便利になったり、生活の中で普通に使うものになったらいいなぁと思ってるけど、まぁまだそんなレベルではなく、親が寝たのを確認する中学生のような悶々とした日々を送っている。今も。。。
そんな時に見城さんの「たった一人の熱狂」を読んだのだけれど、見城さんは本当に熱い人だと思う。今の時代に自分の命をかけて仕事をしている人はほとんどいないと思う。
もちろん命をかけたもん勝ち、という話をしているのではない。
命をかけて、リスクをとって、没頭する。考えて、憂鬱になって、毒を飲みながら仕事をしている。
見城さんは64歳なので、もちろん自分の哲学やらこだわりがあって万人に受け入れられる本ではないと思うし、書店のポップにあった「奇跡のSNSと言われた〜」は書店には奇跡と夢が使い古されているので僕には馴染めなかったが、それでも心が揺れる本だと思った。
僕はこの本を読むと、学生時代にだれかれにプレゼンをする機会や、サービスを仲間内で作っているとき、ゴールもわからず、認めてもらえず離散していったことを思い出す。
僕に足りなかったのは、修羅のように没頭することだった。サービスを使ってくれる人が心から便利だと感じるにはどうすればいいのか。
このサービスを使ってからは、以前の生活は不便だったと思われるようなサービスはどう考えられるのか。
24時間没頭するべきであった。甘んじたり、ごまかしたり、リスクを避け、毒は見ないふりをしてきた自分を認識できた。
ともあれ、読んで終わりではないので、じゃー次は僕の番だと、そんな感じでキメていきたい。
追伸
そういえばこの映画をみて、狂気やら没頭やらを思い出したんだ
何もかも捨てることが没頭でも、狂気でもないと思ってる。大切にしたいことは守って、実現したことに挑戦する。いつかそれが自分の哲学になるのかなと。